はじめに
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マイコンはArduino開発環境を使い、2台使用しています。1台は屋外に設置して大気データを測定し、もう1台はパソコンの前に設置して、屋外からBLE通信で送られてくる大気データを受信します。そのデータをWi-Fi経由でパソコンサーバへ送信しています。
サーバはPHPとJavaScriptを用いたWebサーバで構築しており、MacでもWindowsでも動作します。マイコンからのデータをMacBook上のPHPサーバに取り込み、Webブラウザでグラフとして表示できるようにしました
- 作り方の詳細は、過去の記事をご参照いただければ幸いです
- 4月13日から5月31日まで記録してみました
観察
- 受信感度(紫線グラフ)
- マイナス値だとグラフに合わせづらいため、値を反転させて表示しています。なお、このグラフでは、値が低いほど良く、高いほど悪いことを示しています
- 外部アンテナを付けて受信していました(グラフ中の①を参照)
- 外部アンテナは使用していませんが、液晶表示ありのマイコンに変更しました(グラフ中の②を参照)
- 湿度(青線グラフ)
- 夜は湿度が上がり、昼間は下がります(グラフ中の③を参照)
- 昼夜を問わず湿度が80を超えている場合は、雨が降っていることが多いです
- 気温(赤線グラフ)
- 晴れていると昼夜の寒暖差が大きいです(グラフ中の④を参照)
- 11時過ぎになると測定器に直射日光が当たり、測定値が高くなります。この“ヒゲ”現象が起こらない場合は、曇っていることが多いです(グラフ中の⑤を参照)
- 電圧(緑線グラフ)
- 測定器のリポバッテリー電圧を、見やすくするために10倍にして表示しています(グラフ中の⑥を参照)
- 大気圧(水色線グラフ)
- 値から1,000ヘクトパスカルを引いて表示しています(グラフ中の⑦を参照)
- グラフの見方の一例
- 気圧が低い(グラフ中の⑧を参照)日は曇っているので、11時過ぎに一瞬気温が上がる“ヒゲ”(⑨を参照)が出ず、そのぶん湿度が高く(⑩を参照)なります
これから
- 外気測定マイコンにソーラ発電機能追加できるか検討してみます
- ソーラパネルを設置
- バッテリー電圧が3.5V以下になったら充電を開始し、4.1Vに達したら停止します
- 受信機マイコンの液晶が2ヶ月ぐらい使用すると暗くなってくる
- ボタンを押したときだけ液晶表示するように変更する
最後までお読みいただき、ありがとうございました